集中&リラックスをお助け!メンタルケアにも有効な「香り」とは

人間は、体の様々な感覚で外部からの情報を受け取っています。体に最も情報を送っている感覚として、多くの人がイメージするのは、視覚…つまり目で見る事でしょう。何かに集中したい時、机の上のパソコン画面や、スポーツをする時に動くボールを追うためには、やはりじっと見つめなければなりませんよね。目の疲れを感じたら、目薬をしたり、冷やして休ませるよう、心がけているという人も多いですよね。

視覚ほど普段重要視されないため、あまり知られていないのですが、実は人間の「嗅覚」も私達が思っている以上に優れています。人間の嗅覚は犬等の動物に比べてしまうと劣っていますが、場合によっては視覚以上に肉体に影響があります。好きな料理を見せるだけの人と、好きな料理の香りをかがせるだけの人で、どちらの方が体に及ぼす影響が大きいか実験したところ、料理の香りだけをかいでいる人の方が、より多く唾液を分泌し、リラックスしていたという結果が出ています。リラックスした状態はメンタルケアにもなりますし、適度にリラックスしている状態は、普段より集中しやすい体になります。ですから、にわかには信じがたい話ですが、「香り」によって集中しやすい体の状態を作る、という事が可能なのです。

リラックスして、体が集中しやすい状態をつくるのには、音楽を聞くという方法もありますよね。その場合、一般的にはクラシックを聞くのがいい、とよく言われていますが、音楽には、ポップだったりロックだったり、様々な曲調があります。人によっては、個人的に好きな音楽を聞いた方が集中できる、という事もありますから、好きなアーティストの曲を適当にBGMにしている、という人は多いですよね。

同様に、香りにもいろいろな香りがあります。女性なら、夏の時期にはエチケットで好きな香りのする制汗剤を使うとか、お洒落としてフローラルな香りの香水を愛用しているとか、趣味でアロマキャンドルを灯して「癒し空間」を楽しむといった事で、積極的に特定の香りをかぐ機会がある人は多いですね。しかし、音楽とは違って、香りの場合だと、そのように沢山の種類の香りを知る機会が多い人でも、「集中しやすい体になる香り」は、どんな香りが最も効果的なのか、イマイチ分からない人は多いのではないでしょうか?

勿論、音楽の様に「個人的に好きな香り」をかいでいても、リラックスする効果があります。けれども、集中しやすい体になる香りがあるなら、効果の高い香りを選びたいですよね。集中しやすい体になる香りを、ズバリ、ここではっきりとお答えします。それは、レモン、オレンジ等の「柑橘系の香り」や、バジル、ローズマリー、ペパーミント等の「シソ科の植物の香り」です。これらの香りには、脳内の集中力をつかさどる部分を活性化させたり、頭の働きをリフレッシュさせる効果があり、集中力を高めるのに最も効果があります。

香りで集中力を高めるのにベストな方法としては、やはりアロマテラピーでしょう。具体的には、レモン等の効果のある香りのエッセンシャルオイル(精油)を用意して、空気中に香りを漂わせるだけでも、芳香浴といって、集中しやすくなる空間を作る事が出来ます。エッセンシャルオイルは揮発性が高いので、パンカチやティッシュに数滴落とす、というように特に何もしなくても大丈夫ですが、アロマポットで温めたり、エッセンシャルオイルを数滴混ぜた水を霧吹きで室内にスプレーする、という方法もあります。エッセンシャルオイルを用意するのはちょっと難しい、という人は上記の香りのガムや化粧品、石鹸等を積極的に愛用するようにするのがお手軽です。